【裏ハムラ法 11年後】リアルな経過を形成外科専門医が解説!長期的な効果と「再発」の真実
目の下のクマ・たるみ治療として、ここ数年は特に「裏ハムラ法(眼窩脂肪移動術)」が注目を集めています。まぶたの裏側からアプローチして、なおかつ経結膜脱脂法ほどのくぼみ感がでないことや、皮膚表面に傷が残らない点が大きなメリットです。
しかし、治療を検討されている方が最も気になるのは、「裏ハムラ法の効果は本当に10年後も続くのかな?」「せっかく手術を受けても再発してしまうのではないか?」「10年後はどのようになっているのかな」といった、長期的な効果と安全性に関することではないでしょうか。
今回は、形成外科専門医の視点で術後11年という長期にわたるリアルな裏ハムラ法の長期的な効果の真実と、多くの方が抱える「再発」に関する疑問について、情報提供をしていきます。
なお、別の記事で裏ハムラ法術後8年後の経過もお伝えしていますので合わせてそちらも読んでみてください。
裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)は、目の下のたるみやクマの原因となっている眼窩脂肪を、単に除去するのではなく、凹んでいる部分(多くは目の下のくぼみやゴルゴ線)に移動させて固定する手術です。
この手法の最大の利点は、脂肪を移動させることで、「たるみ」と「くぼみ」を同時に改善できる点にあります。また、まぶたの裏側(結膜)からアプローチするため、皮膚を切開する必要がなく、表面に傷跡が残らないことも特徴です。
【補足】
当院では経結膜眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)を経結膜的眼窩脂肪組み換え術という施術名で行っております。
施術内容:下まぶたの裏からアプローチして脂肪を周りのへこみの部分へ移動
リスク:感覚異常、左右差、シワの増加、血腫など
費用:49.5万円(税込)
40代後半の女性の方です。
目の下の左右に大きな膨らみがあり、また、茶色さも存在しています。
こちらの症例では術後1年で目の下のふくらみとくぼみが大幅に改善し、その効果が11年後も維持されていることがわかります。手術によって改善された部分が「元に戻る」という現象は起きていませんでした。
ただし、頬の下垂に伴う若干の膨らみ、へこみがわずかに出ているようにも見えます。
裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪組み換え術)が、目の下のクマ・たるみ治療において長期的な効果が期待できる治療法であることを強く示唆しています。
10年後の変化は「再発」か?
裏ハムラ法を検討する上で、「10年後に再発するのではないか」という懸念は最も大きな不安要素の一つかと思います。
結論から言いますと、手術で移動・固定した脂肪が元の位置に戻る「純粋な再発」は稀であり、長期的な変化の多くは、老化による自然な変化であることが多いです。
11年後の変化は、手術で改善した眼窩脂肪のふくらみが再発したわけではなく、**加齢による頬の脂肪や皮膚のゆるみ(下垂)**が主な原因である。
ただし、裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪組み換え術)は「多少のふくらみの再発はあり得ます」。
これは、人間の体は常に変化しており、手術で完璧に固定しても、わずかな脂肪の移動や組織の変化が起こる可能性がゼロではないためです。
結果として、裏ハムラ法は長期的な効果が期待できますが、純粋な再発の可能性は低いものの、ゼロではないという客観的な認識を持つことが重要です。
裏ハムラ法の長期的な効果に関するQ&A
裏ハムラ法の長期経過に関する具体的な疑問をQ&A形式でまとめました。
多少ふくらみが出てくる可能性はありますが、元に戻ることは基本的にありません。
必要に応じて、後からヒアルロン酸や脂肪注入を追加することも可能です。
再手術は可能ですが、初回手術で内部が癒着しているため、難易度は上がります。
成功の鍵は「医師の技術」と「長期的な視点」
裏ハムラ法は、その手技の特性上、医師の技術や経験が結果に大きく影響します。
「裏ハムラ法」という名称は同じでも、医師によって脂肪の移動・固定方法や、術後のケアに対する考え方が異なります。そのため、長期的な結果も医師によって変わる可能性があるのです。
裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪組み換え術)を検討する際は、術後10年といった長期的な経過を公開している症例が多いか、そして、再発や加齢による変化に対する客観的な見解を持っているかなど、医師の技術と経験を慎重に見極めることが、成功への鍵となります。
まとめ
裏ハムラ法は、目の下のクマ・たるみに対して長期的な効果が期待できる優れた治療法です。
今回ご紹介した症例では術後11年が経過しても効果が維持されており、そして10年後の変化は「再発」ではなく「加齢による自然な変化」であることが分かりました。
治療を検討される方は、長期的な視点を持ち、ご自身の状態に最適な治療法を選択することが重要です。