クマの色が気になる方でも形を整えることによってクマ自体が改善したように見えることがあります。
例えば以下のような方々です。以下の方々は皮膚の色の治療をしても目の下のクマはほとんど良くなりません。(詳しい経過は「症例紹介」を参考にされてください。)
施術名:経結膜的眼窩脂肪組み換え術
リスク:腫れ、内出血、感覚の鈍さ、痛み、外反など
費用:44万円(税込み)
施術名:ヒアルロン酸注入
リスク:内出血、むくみ、アレルギー反応、しこりの形成など
費用:1cc 6.6万円または9.9万円(税込み)
施術名:経結膜脱脂法+微細分離脂肪注入
リスク:腫れ、内出血、痛み、しこりの形成、左右差など
費用:44万円(税込み)
施術名:経結膜的眼窩脂肪組み換え術
リスク:腫れ、内出血、感覚の鈍さ、痛み、外反など
費用:44万円(税込み)
施術名:経結膜脱脂法+微細分離脂肪注入
リスク:腫れ、内出血、痛み、しこりの形成、左右差など
費用:44万円(税込み)
知り合いのエステティシャンの方に私の目の下のクマについて聞きました。
彼女が言うには私のクマの原因は「寝不足と疲れからくる血行不良でしょうね」みたいです。
「ほ~。なぜそう思うんですか?」
「青暗いから。」
「・・・ん~。で何したらよくなりますか?」
「あ~、先生の場合は血行を良くするマッサージとアルブチン(?)の導入30回、会員割引で63万円を48万円でいいですよ。」
「・・・。(勉強になりました。。。)」
(*注 あくまでたまたま近くにいたエステティシャンの方との会話です。)
気を取り直してこの写真についてご説明させていただきます。
上から順番に顔の角度を変えてクマがどのように見えるかを評価しました。
撮影方法はフラッシュなしとバウンス撮影(フラッシュを天井に向けて光が降ってくるように撮影)で行っています。
いわゆるクマを見ていただきますと下にいくにつれてクマが薄くなっていることがおわかりだと思います。
これはクマと認識している部分への光の当たり方が変わるためです。
いやいやこれはそう見えるだけでクマが薄くなっているわけではないと思われるかもしれません。
ただ、よく考えてみてください。
そもそもクマでお困りの方は「クマと名のつく体の変化」に困っているのではなく「クマに見えること」が気になっているのです。
クマというものに先入観があるとこれは理解できないかもしれません。
臨床の現場では困っていることが解決されるかどうかが重要です。
結論から言いますとクマと言われる領域には本当に暗い色があると同時に光の当たり方によって暗く見えている要素があり、光の当たり方は形の問題であるため改善の余地があります。
つまりクマと認識している部分の形を整えることでいかにクマを解消するかということになります。
ここではクマの原因については深く触れませんが百歩ゆずって仮にも私のクマの原因が血行不良によるものだとしたらこの瞬間に血行不良が改善したのかと問いたいです。
実際同じようなクマの方は鏡を前に同じように実験をしていただければおわかりになると思います。
そして化粧品でクマを隠せるのはまさに色味の要素であり形の要素ではないのです。
化粧品で隠せないクマは形の要素である可能性が高いです。
(他には皮膚の質感の差という要素もあります。細かい話なのでここでは省略します。)
当院に目元のクマでご相談にこられる方の中に、ほぼ形の問題であるにもかかわらず、「血行不良による色クマ(?)」なる診断に基づく治療をお受けになられていてずいぶん遠回りされている方をお見受けすることもめずらしくありません。
≪Point≫
ヒアルロン酸によるクマの改善です。本来の色味は完全に残っているはずですがクマは目立ちにくくなっております。
形を整えることによってクマが改善して見える典型例です。
(念のためですが、ヒアルロン酸注射でどんな方でもこのような結果が得られるわけではありません。
この方の場合は、さらに美しい目元にされたければそれはそれで手術で可能です。)
施術名:ヒアルロン酸注入
リスク:内出血、むくみ、アレルギー反応、しこりの形成など
費用:1cc 6.6万円または9.9万円(税込み)
ところで本物の色はどうするのかという疑問が残っていると思います。
皮膚そのものの茶色い色素(後天性真皮メラノサイトーシスであることが多い)はレーザーおよび軟膏治療で改善の余地があります。
赤味がある方は手術で治るときと治らないときがあります。
暗い青味がある方は色そのものの改善はかなり難しいですが形による影がセットになっていることが多いのでその改善を目指されることがよいと思います。
もしかしたら暗い青味を色として積極的に治療できる先生がいらっしゃるのかも知れません。