目の下のクマの色はよくなりますか?

当院で目の下のクマのご相談に来られる方の中にはクマの色が気になるということでご相談に来られることがあります。

結論から申し上げますと、クマの色の治療は当院では行っておりません。

目の下のクマの色について

目の下のクマの色は様々な原因によるとされています。

主には、皮膚の色素によってクマとなっているもの、血管が透けて赤っぽく見えているもの、薄い皮膚が透けて下の眼輪筋の色が見えているものなど様々です。

ただし、一概に何色なので原因はこれですというように単純なものでは無く、ほとんどの場合、複合的な要素でクマの色が存在しています。

目の下のクマの色は手術や注射で治るかについて

目の下のクマの色は基本的に手術や注射で治すことは難しいのが現状です。

ただし、筋肉が透ける色に関しては脂肪やコラーゲンなどの注入で若干よくなることはあります。

また、眼の下の膨らみによって押し出される赤みは膨らみを減らす経結膜脱脂法によって改善されることもあります。

しかしながら経結膜脱脂法は赤みが減った分、茶色さが増すことが多いです。

手術や注入によって結果的に色が良く見えることがありますが、必ず良くなるとは言えません。

やってみないとわからないため、色をよくする目的で治療をするというスタンスは当院ではとっていません。特に、手術の場合にはリスクが高くなります。

他院では脂肪注入をすれば色も良くなると言われましたが

脂肪注入をすれば良くなる可能性がありますが、経結膜脱脂法と合わせて脂肪注入をする場合、経結膜脱脂法によって色が濃くなることがありますので、当院では色が良くなるとは絶対にお伝えしません。

できれば色も良くなってほしいなという気持ちでは注入をしておりますが・・・。

ですので、注入によってよくなりますよというアドバイスを頂いた場合は、そのように伝えていただいたドクターに治療をお願いされるとよいと思います。

他にクマの色をよくする方法について

茶色い色はいわゆるシミの一種である可能性があります。

当院では行っておりませんが、色に対するレーザー治療が有効な場合もあります。

茶色いクマの色に対しては手段として検討してよいと思います。

まとめ

当院ではクマの色をよくすることを目的に治療を行ってはおりません。

とくに、手術の場合には濃くなることさえあるため、慎重に検討すべきことと考えております。

クマの色をよくする目的でのカウンセリングは基本的にお断りしている理由です。

参考になれば幸いです。

筆者紹介

著者
石川勝也
役職
プラストクリニック院長
資格
日本形成外科学会認定専門医
日本美容外科学会認定専門医(JSAS)
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